電子カルテで作成されるクリティカルパス
電子カルテで作成されるクリティカルパス
クリティカルパスという単語があります。
これは物事全体を進めるための手順を示すための単語で、最終的な目標達成にまではどんな手順が必要かというスタートからゴールまでのルートを簡略化して示したものです。
医療の世界においてもこのクリティカルパスを作成することは重要です。
最初の手続きを受け、患者が入院して治療を受け、最終的には退院まで行くにはどのような手順を踏めばいいか、そういう全体のタスクやルートがまとめられることで、今後必要なものが何かと見通しが立てやすくなります。
電子カルテの作成を行うと、同時にこうしたクリティカルパスも構築されるようになります。
これまでの世の中で行われてきた治療の経緯をデータとして読み込んでいくことにより、どのような体調にある患者なら、どの程度の薬剤投与や手術をすることで、最終的にどのくらいの期間で退院まで行けるのか。
そういう治療の全体像がルートとして読み込まれるようになるのです。
もちろん、全てがシミュレートした通りにはいきません。
それでも途中経過をデータとして記載していくことにより、クリティカルパスは柔軟に書き換えられ、最終的な治療達成までにはどのような変更が必要なのかを示してくれるようにもなります。
患者の体調の変化に合わせて治療法を変える他、薬剤の投与量を変えてみるなど、入院期間を延長すべきかどうかなど、様々な判断を手助けしてくれるものとなっています。
一人の医師の判断だけで全てを行うことをせず、より安心で確実に患者を治療できるのが大きなメリットだと言えます。